学術奨励賞 Award

学術奨励賞内規

第1条 目的

日本角膜学会では角膜に関する優れた若手研者の育成を目的として『日本角膜学会学術奨励賞』を設ける。日本角膜学会が日本の角膜の研究を助成振興し、研究向上発展に寄与することを目的とする。

第2条 対象者

日本の大学、大学院および医療機関、それに準ずる研究機関に所属する眼科研究者、眼科医で角膜に関する優れた内容の研究をおこない、その業績の一部を角膜カンファランスに発表した本学会会員。応募年の4月1日に45歳以下とする。

第3条 授賞

角膜・眼表面の研究から受賞にふさわしいものに対し角膜学会学術奨励賞並びに副賞20万円とトロフィーを授与する。該当のものがない場合は授賞該当なしとする。副賞20万円の使途については特に制限は設けない。

第4条

奨励賞は、次年度総会において理事長が授与し、その総会において記念講演を行う。

第5条

応募者は下記の書類を添え、9月30日までに学会事務局に提出しなければならない。
1.申請書(様式1-1)
2.評議員の推薦書(様式1-2)
自薦の場合は様式1-2は提出の必要はない。
他薦の推薦者がいる場合のみ提出すること。
なお推薦者は日本角膜学会理事、評議員もしくは国内の眼科教授とする。

3.業績の申告(様式2-1)
業績としてすべての学術論文を記載すること。
全著者名、題名、雑誌名、巻号、頁、年の順で書き入れること。なお、当該申請論文に該当する発表には◎を付記のこと。
4. 角膜カンファランスでの発表の業績申告(様式2-2)
角膜カンファランスで筆頭演者として発表した研究をすべて記載。当該申請論文に該当する発表には◎を付記のこと。全発表者名、演題、学会、年月および開催地の順で書き入れること。
3.申請の研究題目に関するファーストオーサーの学術論文3編以内の別刷り
業績の申告(様式2-1)に記載した原著論文でファーストオーサーの学術論文であること。
4.角膜カンファランスの抄録の写し 
角膜カンファランスでの発表の業績申告(様式2-2)に記載した発表の抄録の写しを提出すること。

第6条 選考

1.選考委員会

(1)選考委員は、学術担当理事1名と理事長選出の6名、計7名の委員をもって構成する。
(2)理事長の交代時に理事長が男女比率、出身医局などを考慮し、選考委員の選出を行う。委員の任期は2年とし、再任を妨げない。
(3)応募者の共著者あるいは応募者と同所属の選考委員は、該当の応募者の審査は行わない。
(4)選考委員は12月までに審査の上、選考結果を理事長に報告する。
(5)理事長は、委員会の選定報告に基づき、受賞者を決定し、これを評議員会に報告する。

2.審査基準

各研究題目に関して、評価項目ごとの採点と総合評価を行う。

【評価項目】

(1)研究の新規性
(2)学術的貢献度
(3)申請者の実績・研究の将来性
(1)~(3)についてそれぞれ各5点満点で採点を行う。
極めて優れている 5点
優れている 4点
妥当である 3点
やや不十分である 2点
不十分である 1点

【総合評価】

A  ぜひ学術奨励賞に授与したい。
B  できれば学術奨励賞を授与したい。
C  できれば学術奨励賞授与は避けたい。
D  学術奨励賞にふさわしくない。

第7条

この規程の改正は、理事会の審議を経て評議員会で承認のもと行われる。

(令和7年2月20日)