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2018年総会終了のご挨拶

角膜カンファランス2018(第42回日本角膜学会/第34回日本角膜移植学会)を主催して

近間泰一郎(広島大学)

 2018年2月15日~17日の3日間、グランドプリンスホテル広島で角膜カンファランス2018(第42回日本角膜学会総会/第34回日本角膜移植学会)を広島大学の主催で開催させいていただきました。

学会ポスターにお示しいたしました“的に刺さる3本の矢”は、毛利元就が説いた「3本の矢の教え」になぞらえ、この角膜カンファランスを通じて基礎研究、臨床研究、所属機関を越えた交流が活発になること(チームジャパン)を意識したもので、「結集!角膜の神秘を科学しよう。」をテーマにいたしました。

合計231題もの多数の演題をいただきました。どの演題も興味深いものばかりで、会長の独断も一部ありましたが58題を一般口演に、173題をポスターに採択させていただきました。一般口演はメイン1面、サブスライド2面を用いて英語と日本語併記で行いました。一般口演の演者の先生にはお手間を取らせてしまいました。講演会場を一つにすることで一般講演の演題数が少なくなるという問題はあるものの、角膜カンファランスならではの一体感と活発な議論ができたものと信じております。また、ポスター講演では筆頭演者の先生には2日間連続でポスターの前にお立ちいただきご自身のお仕事を参加者に解説いただくことにいたしました。ご負担を増やすことになりましたが、直接演者の先生と議論する時間が増えたことで、横のつながりの広がりに寄与できたものと思っています。

シンポジウムは、「発生からみた再生医療」、「光エネルギーを用いた角膜疾患治療」の二つで、いずれも先頭を走っている先生方にご講演いただき、現在の立ち位置を知るともに、これからの発展を期待せずにはいられない素晴らしいものでした。招待講演では、Cincinnati大学のKao教授より角膜の発生の基礎についてお話しいただきました。また、特別講演では広島大学長の越智先生に運動器の再生医療について、保険診療に収載されるまでの道のりを講演していただきました。いずれも、非常にインパクトがあるお話で感銘を受けました。

アイバンクセッションにも多くの先生方に参加いただきました。角膜移植の基本となる手技を学ぶまたとない機会ですので、これからもより多くの先生方に参加していただくために継続しなければならないと思います。

また、本学会の特色のひとつであるアスレチック大会では、「広島風温泉的卓球大会」を開催し、1時間ですべての対戦を終了するという少々タイトな条件でしたが、井之川事務局長が睡眠時間を削って作成した対戦表のおかげで大きなトラブルもなく時間内に終了しました。懇親会では、ホットポスターアワードおよびアスレチック大会の表彰式以外は広島を代表するソウルフードを楽しんでいただき、研究者としてあるいは友人としての輪が少しでも広がったのであれば望外の喜びです。

幸い天候にも恵まれ、1,089名に上る多数の方々にご参加いただきました。素晴らしい講演やポスター発表により活発な討論が繰り広げられ、とくに大きな問題もなく盛会の裡に全日程を終えることができました。

グランドプリンスホテル広島での開催で、一つの会場ですべてが完結する学会を目指し準備しました。結果的には、移動距離も少なくホテルならではのホスピタリティも相まって、参加された方々の評判も上々でした。

今回の角膜カンファランスは、広島では初めての開催でした。広島県眼科医会、広島大学眼科同窓会から多くのご支援をいただきました。初めて参加した角膜カンファランスを「楽しく勉強になる学会」と評してくださった広島県内の先生もおられ、大変嬉しく思いました。本学会の準備ならびに運営に関しましては、不行き届きの点も多々ありましたことと存じますが、何卒ご寛容のほどお願いいたします。最後になりましたが、今回の角膜カンファランス開催につきましては、日本角膜学会、日本角膜移植学会の皆様のご理解とご協力を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。

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